俵型錦模様茶垸

 松江藩の御用窯で、不昧公(松江藩主松平治郷) から愛されてきた楽山焼は、江戸時代から現代まで続く伝統を守る窯です。現在の12代長岡住右衛門空郷氏は2019年に襲名。日夜、伝統を守りつつ新作への探求に余念がありません。

 この展覧会では、同氏の監修のもと、江戸時代から始まる楽山焼の「色絵」に注目し、釉薬や技法、絵柄の変化また不変の面白さを見ていただきます。茶人大名松平不昧の影響が色濃く残り、茶の湯が身近な文化である松江や安来の地域性にもご注目ください。
                                     九代空味 俵形錦模様茶垸

 

      海老茶垸  銘々皿  誰ヶ袖茶垸      
       六代空斎 海老茶垸   九代空味 色絵三島銘々皿    十二代空郷 誰ヶ袖茶垸

 

 

握手

●同時開催
加納莞蕾展「戦犯赦免から70年、今私たちは―」

加納莞蕾の作品と平和への活動の軌跡を展示。
2023年は戦犯赦免70年の年です。今、美術館は学校や地域の平和学習の場にもなっています。



【会期】2023年5月27日(土)~7月30日(日)
    休館日/毎週火曜日(祝日の場合は翌日)

 

展示の様子をみる

 

 

 

会期中の催し

オープニングセレモニー

日時/5月27日(土) 10:00~
会場/美術館C展示室

◎終了後、12代長岡住右衛門空郷氏によるギャラリートークを行います。

 

トークイベント「12代長岡住右衛門を襲名して」

日時/6月25日(日) 13:30~15:00(13:00開場)
会場/布部交流センター(美術館となり)
講師/12代長岡住右衛門空郷氏

2019(令和元)年に十二代長岡住右衛門を襲名されました。
この講演では、倉崎権兵衛が開窯から約350年、長岡家が再興し引き継いでから220年以上続く楽山窯の「襲名」について、また、伝統を守り将来にどう引き継ぐかその意気込みなどをお話しいただきます。

空郷さん
12代長岡住右衛門空郷氏

 

アートdeトーク(対話型鑑賞会)

日時/7月2日(日) 11:00~12:00 13:30~14:30
会場/美術館展示室
参加費/無料(入館料は必要です)
ナビゲーター/春日美由紀さん(みるみるの会)

ひとつの作品を見ながら感じたこと・気づいたことなど…
対話することで、作品の観かた・感じ方がみつかります。鑑賞力・対話力もアップすると好評です。

 

楽山焼の茶碗で呈茶

茶室日時/期間中の土・日・祝
   [1] 10:30~ [2] 11:00~ [3] 11:30~
   [4] 13:30~ [5] 14:00~ [6] 14:30~

場所/茶室「如水庵」
参加費/お茶代(生菓子付)800円

                                         茶室「如水庵」
*対応できない日もあります。詳細はお問い合わせください。

 

pdfファイル「楽山焼のお茶碗で呈茶」をダウンロードする(PDF:282kB)



学芸員によるギャラリートーク

随時。ご希望の方は、受付でお声掛けください。

 

 

 

pdfファイル企画展「楽山焼の色絵ー変わりゆくもの、変わらぬもの-」 チラシをダウンロードする(PDF:1.4MB)

 

 

※本展会期中、備前焼の展示はございません。

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イベントお申込み・お問い合わせ先▼

0854-36-0880(9:00~16:30)