般若心経宝瓶般若心経の宝瓶と赤の楽茶碗に秀作が多い、細工物・ろくろの名手。明石の朝香焼の戸田秋嶺に師事する。

不老の心経宝瓶は、一巻から千巻までの般若心経を宝瓶の胴に一巻ずつ彫り込み、千個の宝瓶にしたもので十数年の大作である。

昭和29年、岡山県重要無形文化財保侍者となる。

茶陶作家として、晩年赤の楽茶碗に取り組み、朝霧焼の技法を用いて不老の赤焼を完成させる。

 

(写真は般若心経宝瓶)