楽焼の創始者であり、千家十職の一つ・樂吉左衛門家の初代とされる。樂家の代名詞ともなる黒釉をかけた茶碗の作製において非常に優れた技量を見せた。

 利休によって、ろくろを使わず手びねりで成形を行なう独自の工法が認められ、のち注文によって茶碗を納めるようになりました。千の利休の親戚ともいわれ妻の祖父が秀吉から聚楽第の一字を取った「楽」の黄金の印を与えられこれが楽家の始まりです。

 現在もその系譜は続いており15代楽吉左衛門が作陶活動を精力的に行っておりその作品の評価も高いものがります。