パンフ

名碗 -名工の技- で展示している作品の中から、桃山陶の再生を目指すことになる 美濃の豊蔵 萩の休和 唐津の無庵 備前の陶陽 を紹介します。

美濃の豊蔵

 荒川豊蔵     人間国宝(志野・瀬戸黒)・文化勲章受章(陶芸)

「瀬戸黒茶碗」
「瀬戸黒茶碗」

 

桃山志野の復元に挑戦。瀬戸産と考えられていた 志野・黄瀬戸・瀬戸黒 が美濃で焼かれていたことを証明した。

萩の休和

三輪休和(10代 三輪休雪)   人間国宝(萩焼)

【白萩茶碗】
【白萩茶碗】

高麗茶唐に和風を調和させた温雅な作風の特色があり 「休雪白」 と呼ばれる白釉施法に優れ、伝統的な萩茶碗の完成者であった。

 

唐津の無庵

中里無庵(12代 中里太郎右衛門)   人間国宝(唐津焼) 

唐津 茶碗
【唐津 茶碗】

古窯趾などの調査研究を経て叩きの技法による唐津焼の復元・復興に尽くした。

 

備前の陶陽

金重陶陽    人間国宝(備前焼)

備前 茶碗】  
【備前 茶碗】  

桃山の美をよみがえらせ、衰退していた備前焼を繁栄に導いて 中興の祖 と称される。