パンフ

 世界各地で戦争や内乱で傷つけられ苦悩しながら生きている人々を追い続けている大石芳野氏の HIROSHIMA をテーマにした写真作品をご紹介します。

 また、私たちの身近にある戦争の痕跡を記録し続けている高嶋敏展氏の SHIMANE を舞台にした作品もご覧いただきます。


 

【大石芳野】 おおいしよしの 

「年季の入った戸口に立つ」©大石芳野  
「年季の入った戸口に立つ」©大石芳野

写真家。東京都出身。日本大学芸術学部写真学科卒業。

戦争や内乱が残す不条理な傷跡に苦悩しつつも逞しく生き続ける人びとを、カメラとペンで追う。 

 

写真集=「福島FUKUSHIMA 土と生きる」「HIROSHIMA 半世紀の肖像」「戦争は終わっても終わらない」「夜と霧は今」「沖縄に活きる」「無告の民 カンボジアの証言」 「カンボジア苦界転生」「ベトナム凛と」「<不発弾>と生きる 祈りを織るラオス」「コソボ 破壊の果てに」「それでも笑みを」「子ども戦世のなかで」「FUKUSHIMA 土と生きる」(藤原書店)、「パプア人」「ワニの民~メラネシア芸術の人びと」「隠岐の国」「黒川能∼庄内にいだかれて」他。

 

著書=「沖縄 若夏の記憶」「夜と霧をこえて」「小さな草に」「生命の木」「あの日、ベトナムに枯葉剤がふった」他

 

共著=「魂との出会い」鶴見和子、「レンズとマイク」永六輔、他。

 

受賞=土門拳賞、エーボン女性大賞、紫綬褒章、JCJ賞、他。

 

【高嶋敏展】 たかしまとしのぶ 

写真家。アートプランナー。

1972年出雲市生まれ。1996年大阪芸術大学卒業。

小泉八雲をモチーフに制作した写真のシリーズを定期的に発表。

民俗学、歴史学をふまえた作品制作が特徴で、歴史的建造物、古民家、解体予定のモダンビルなどでの展示、アートプロジェクトを数多く手がける。

2009年より現代アーチスト、プランナーの団体「どこでもミュージアム研究所」の代表を勤める。

「旧海軍大社基地の滑走路」©高嶋敏展
「旧海軍大社基地の滑走路」©高嶋敏展